アロマテラピー効果のメカニズム

香りの療法といわれるアロマテラピーでは、香りはどのようにして体内に入り、その効能や効果を発揮するのでしょうか。

嗅覚を利用した芳香浴などの場合では、まず鼻を通って香りの情報が脳の中枢に届きます。すると、脳から香りの有効成分を引き出す指令が発信され、心身に働きかけます。
また触覚を利用した場合、例えばマッサージなどでは、鼻ではなく皮膚を通して有効成分が浸透していき、体液やリンパ液などによって体内の隅々にまで運ばれ、体中に働きかけるといった具合になります。大まかなメカニズムは以上のような課程により行われます。
アロマテラピー
さて、こういった働きの中で特に注目したいのは、各種有効成分が身体に現れた症状と精神状態の両面に同時に働きかけるというところです。

具体例として、ストレスで酷い肩こりになった場合を考えてみましょう。まず、筋肉の緊張が和らぐ作用が肩こりという身体に起こった症状を鎮めてくれます。それと同時に、ストレスで乱れた心の状態をリラックス作用で穏やかに整える、といった具合に、心身両面からケアしてくれるのです。
アロマテラピーが心の疲労、メンタルケアに有効だといわれるゆえんは、ここら辺にありそうです。湿布薬で肩こりそのものは直せても精神面のケアは期待できませんからね。

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